Silk Idea Competition
-TENSAN- in AZUMINO
200年以上に及ぶ天蚕業の歴史をもつ長野県安曇野市
伝統産業を後世に繋ぎ、天蚕業の復興を・・・
新たな天蚕産業と継続
天蚕を使用したファッションビジネスプラン
若き皆様と共に考え、アイディアで変革を起こそう!
安曇野市海外プロモーション協議会より

「天蚕」 は、 古くからヤマコなどと呼ばれる日本原産の野蚕 ( 野生に生息する大型絹糸昆虫 ・ シルク ) です。
この天蚕の繭から採れる天蚕糸は、「繊維のダイヤモンド」と呼ばれ、淡緑色で独特の光沢と優美な風合いを持つ、 たいへん希少性のあるシルクになります。
天蚕飼育は、 江戸時代末期から本格的な飼育が始まり明治時代に最盛期を迎えましたが、 戦後に一度途絶えました。
しかし、穂高町 ( 現安曇野市 ) が昭和 48 年に天蚕飼育を再興し、現在では安曇野市天蚕振興会によって、 上質の天蚕糸が生産され、 その生糸を使用した有明紬を織り続けています。
安曇野市では、 この幻の天蚕糸を、 もっと多くの方々に知ってもらうために Silk Idea Competition を開催し今年で 2 年目となります。
今年も伝統的な和装分野以外での活用や、 リブランディングと事業者マッチングによる新たなビジネスモデルの構築を目指しています。
ぜひ、 北アルプスに抱かれた自然豊かな安曇野でインスピレーションを高めていただき、 天蚕糸の魅力を思う存分引き出してください。
天蚕とはシルクの一種です。
シルクには大まかに2つの種類があります。
室内で飼うカイコを家蚕と呼ぶのに対して、屋外で飼育する絹糸昆虫を野蚕と呼びます。天蚕はその野蚕の仲間です。
天蚕のカイコはエメラルドグリーンの美しい繭を作ります。
天蚕の繭から採れる天蚕糸は、淡緑色で、独特の光沢と優美な風合いを持ちます。
その希少性から「繊維のダイヤモンド」とも呼ばれています。
天蚕を昔ながらにクヌギ等の若葉で飼育し、座繰機から繰糸する生糸と
真綿から紡ぐ紬糸が織り糸として使用されています。
200年以上に及ぶ天蚕業の歴史をもつ安曇野市では、今も天蚕糸をつくり続けています。